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中国の農民工:進む高齢化とスキルマッチ問題

中国の農民工(農村から都市に出て就労する農村に戸籍を持つ者)の総数が、2023年は約2億9753万人と前年から0.6%増加したと報道されています。

省間での移動が初めて7000万人を下回り、多くの農民工が地方都市での雇用を選ぶようになりました。この変化は、地方の産業化と都市化の進展によるものとみられます。

農民工の平均年齢は43.1歳と高齢化が進行しており、建設業などからの離職も顕著です。また、月平均収入は4780元(約10万440円)でした。

また農民工の中で大専(日本で短期大学に相当)以上の学歴を持つ者の比例が年々増え続けています。2023年の統計では15.8%も占めていまました。近年、中国の農村戸籍が再評価される傾向にもあり、農村出身の大学生が卒業後に戸籍を農村に戻す場合も少なくないようです。

中国の地方でも都市部では新たな雇用機会が増えています。特に内陸部の都市化により、地方政府が地元での雇用創出を目指していることもあり、多くの農民工が省内での仕事を選択しています。

一方で、労働市場には高齢化とともにスキルマッチの問題も起きており、労働者と仕事のマッチングが今後の課題となっています。

出典:农民工平均年龄升至43.1岁,跨省流动农民工近年首次低于7000万

https://new.qq.com/rain/a/20240430A06LYB00

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