上海で非常に小さい「1平方メートルの部屋」を月額50元(約1050円)で借りたと主張する動画がインターネットで話題となりました。
この動画は多くの注目を集め、若い人が狭いスペースで生活しているという設定で同情を誘いましたが、実際にはこの話はすべて捏造されたものでした。
本来は物置としてのみ利用可能なスペースに無断で居住し、その動画を投稿して「投げ銭」を獲得しようとしていました。
その後、この事例を受け、いくつかのリフォーム会社が類似のコンセプトで動画を制作し、都市生活の困難さに対する共感を呼びかける内容が拡散されました。
就職難の中で、中国ではインターネットを利用して稼ごうと思う人が増加傾向です。そのため、多くのフォロワーを獲得しようとの思いから偽情報を拡散する事例が増えています。
フォロワーの量で競争する個人メデイアは住環境の悪化や若者の生活困難などを題材にし、同情を煽るため偽動画を拡散したりするようなことが後を絶ちません。
そもそもネット社会で情報の真偽を見極めるのは難しいものです。プラットフォームの監督と管理を強化するように法的な規定が整備されつつありますが、まだ課題が多いようです。
出典:男子住“1㎡房”月租50元?摆拍造假!背后推手是他们……拿什么遏制无底线的“流量冲动”? https://sghexport.shobserver.com/html/baijiahao/2024/04/25/1306002.html