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中国で訪問修理の料金が高騰!仲介アプリが引き起こす混乱

中国では、訪問修理サービスの料金が高騰しており、消費者の間で大きな不満が広がっているようです。

『北京晚報』の報道によると、特にサービスの仲介システムが市場に混乱を招いており、その影響で料金が高くなっていると言います。

中国消費者協会によると、特に訪問修理は消費者からの苦情が多い分野です。

その理由の一つには、仲介システムが修理料金を決める際の明確な基準がなく、時には公式業者よりも高い料金を提示していることがあるようです。このような問題は消費者にとって非常に不安を感じさせます。

例えば、家の雨漏りの修理を仲介アプリを使って依頼したところ、検査後に500グラム当たり128元(約2750円、1元=21.5円)という高額な防水コーキング料を提案され、最終的に8500元(約18万3000円)の請求を受けました。

その料金に不満を抱き、クレームを入れたものの、仲介アプリ運営側から返金されたのはわずか1500元(約3万2250円)だけでした。このような高額な料金が多くの消費者にとって不満を募らせる原因となっています。

さらに、修理料金の不透明さも問題です。たとえば、エアコンの修理料金についても、同じ修理内容でも、仲介アプリの価格が公式の業者よりも高いことが多いことが確認されています。そのため、消費者は修理を避け、新品を購入した方が安く済むのではないかと感じることもあるようです。

背景には、地域の修理業者が減少していることも影響しています。その結果、消費者は公式な修理業者ではなく、第三者プラットフォームにアクセスして高額な料金を支払うことになる場合が多いと言います。

北京の海淀区で長年家電修理を行っている業者は、「地域の支援を受けてなんとか事業を維持している」と語りますが、仲介アプリに加盟するなら、手数料がかかる分、修理料金を上げなければならないことで、仲介アプリを利用していません。

また、せっかく店舗情報を地図アプリに登録しても、リンク先が仲介サイトになっていることもあるようです。顧客は仲介サイトの高額料金を見てクレームを入れるので、困っているようです。

修理を仲介するアプリの基準の明確化はもちろん求められますが、私たち消費者自身が事前に細部まで修理費用を確認することがトラブルを減らす一番の解決策かも知れません。

参考:上门维修为何越来越贵?记者调查发现,有第三方平台搅乱市场价格

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