上海の車両取り締まりで1台の奇妙な車が対象となりました。この車両は前面に「ポルシェ」、後面に「フェラーリ」のロゴがあり、ナンバープレートは「SHF88888」という偽物でした。
警察はある交差点でこの車両を発見しました。高級車にもみえるこの車は、実際には老人向けの小さな電動車であり、2万3800元(約51万円)で購入されたものでした。
この車両は道路を走行できない車で、その上、運転手も無免許であり、運転手は10日間の拘留と1700元(約3万6000円、1元=21.5円)の罰金を科されました。
この運転手は交通法規を理解しておらず、運転技術も未熟でした。かなり緊張して運転していたようです。このような車両と運転は大きな事故を引き起こすリスクがあります。
また、違法な車両を使用すると、事故時に保険が適用されないため、被害者や運転者自身が大きなリスクを負うことになります。
出かける際は安全な交通手段を選ぶことが非常に重要です。特に高齢者は、「運転免許もナンバープレートもいらない車」という宣伝に騙されやすく、合法的に道路を走行できない車両を買ってしまい、違法で走行することが多発しています。
このような交通事故リスクを避けるために、上海では市内で買い物などするときに使う小型の電動車を徹底的に調べ、運転に関する法律も周知するキャンペーンを行っています。