中国の大学生たちは、ライブ配信を活用して、キャンパスライフを紹介したり、起業やボランティアを行うなど、多彩な一面を見せています。しかし、配信する時間、場所、内容など様々な問題が指摘されています。
『法治日報』の記者の調査によると、「多くの学生がライブ配信を事業としてやっていく難しさを知りながら、ライブ配信を開始した。しかし、一部の学生はライブ配信で多くの収入を得ようとして、不適切な言動を配信することもあります。
また、ライブ配信に携わる学生たちは多くの困難に直面しています。例えば、配信業務の過酷さから精神的にも肉体的にも疲弊しており、学業に悪影響が出ていたり、ライブ配信に時間を大量に費やすため友人も減っていたりします。
さらに、教室や寮でのライブ配信は、周囲の学生に大きな迷惑をかけることがあります。
ある学生は、ルームメイトのライブ配信によって勉強や睡眠が妨げられていると苦言しています。また、他の学生はライブ配信によって勉強に集中できず、プライバシーが侵害されているとも感じています。
ライブ配信は若者たちにとって新たな表現の場であり、自己実現の手段となり得る一方で、利用には慎重さが求められます。大学やライブ配信業者が連携して、学生たちが健全な配信活動を行えるようにサポートすることが不可欠です。
大学は多くの学生にとって将来に社会人として生きていくための知識を学ぶ場所であり、人間関係をうまく構築するための訓練の場でもあります。ライブ配信に熱中すぎると本末転倒な感じもします。