香港とマカオが「労働節(日本のゴールデンウィークにあたる)」に中国本土からの観光客を狙った競争を激化させている様子が伝えられています。
香港は遊園地などの観光施設のやショッピングモールの割引キャンペーンで観光客を引きつけようとしています。また花火大会やコンサートなどを計画して、多岐にわたる魅力が用意されています。
一方、マカオも観光施設、ショッピング、食事などのキャンペーンを充実させ、ゴールデンウィークに観光客を呼び込もうと躍起になっています。
去年と違う特徴として、香港やマカオに行くのに航空券と宿泊料金はともに値下がりしています。前年度と比べて2割前後安いという統計も出ています。
パンデミックによる大打撃から徐々に回復している今の段階で、観光客を獲得するのは非常に重要だと香港もマカオも共に認識しているようです。
このような競争が消費の活性化を促すと共に、旅行業界全体の復興にも寄与する可能性があります。
しかし、今後も持続的な観光客を確保するには、継続的なマーケティング戦略と観光プロモーションが必要となるでしょう。
中国本土の観光客をターゲットにした香港とマカオの戦略は、それぞれの地域が独自に持つ特色を生かしながら、新しい観光の形を模索していることが見てとれます。今後、海外旅行の回復に伴い、これらの地域がどのように変化していくかが注目されます。
出典:港澳五一抢内地游客