最近、日本円の購入が中国の若者の間で新しい投資方法として注目を集めています。この現象は、「囤日元(日本語で”円を貯める”)」と呼ばれています。
「円を貯める」という行動は、銀行のアプリを通じて日本円を購入し、為替レートが上昇した際に売却して利益を得るというものです。しかし、この方法が本当に収益を上げるのかについては意見が分かれています。
金融業界で働く陳さんは、日本円を購入したが実際の利益は期待したほど大きくないと言っています。周りの日本円に投資した人でも、儲かった人より損をした人のほうが多いようです。いまのところ日本円は下がる一方なので、そうなるでしょう。
「日本円は底を打つのか?」この疑問が多くのネットユーザーによって提起され、為替レートの動向に敏感な若者から関心を集めています。
しかし、アプリを介した取引の手軽さが、リスクへの意識を薄れさせています。また、多くの投資家がこの戦略に跳びついている背景には、ソーシャルメディアの影響が大きいと言われています
一方で、中国外国為替投資研究院の院長は、日本円投資の複雑さと高いリスクを強調しています。
日本の金融政策が国際的な要因に大きく左右されていること、そして日米間の金利差が日本円の価値を大きく影響していることが、投資の不透明感を増しています。
若者たちをはじめ、個人が円を買うなどの為替投資をするときに、ただ周りについて行くだけではなく、実際の経済データや政策動向を基に冷静な判断を下す必要があるでしょう。
為替取引はリスクが高い投資であるという意識もしっかり持つべきです。