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進化する中国の消費、デジタルと体験で経済を支える

『人民网』が報じたところによると、今年に入り、中国ではサービス消費がますます多様化し、経済を活性化させる動きが広がっています。

例えば、体験サービスが人気となり、グルメ名所の創設、シニア向け特別列車の運行、地域での新しい子育て支援など、新たな取り組みが次々と行われています。

中国の統計局によれば、今年1月から7月にかけて、サービス業の売上は前年同期比で7.2%増加し、一般商品の売上を大きく上回る成長を見せているようです。

特に夏の旅行シーズンが盛り上がり、観光、レジャーといったサービス消費が急速に増えたとのことです。

上海では「スポーツ消費フェスティバル」が開かれ、「スポーツ+体験」「テクノロジー+消費」といった新しい楽しみ方を提案しています。これにより、市民は様々なスポーツやヘルシーライフスタイルを手軽に楽しむことができるようになっています。

福州では、家事サービスの利用のプラットフォームを公開し、市民がスマホで簡単に保育や掃除、育児ケアなどのサービスを予約できるようになっています。また、資格を満たしている人に家事代行の許可書を与えたり、一定規模の家事代行の会社に対して補助金制度もあります。

観光分野でも、新たなサービスが次々と登場しています。西安鉄道局は、シニア向けの「シルクロード号」ツアー列車を運行し、多くのシニア層の旅行ニーズに応えています。11回運行され、7000人以上の人が利用しました。

また、若者向けには、サイクリングやキャンプ、音楽フェスなど、体験型の観光プランが人気です。

中国政府もサービス業を後押し、サービス業の質の向上や消費シーンを豊かにし、新しいサービス業を生み出せるような環境作りに注力しています。

専門家は「新しいサービス業をまず成長させ、その後規制を整えるべき」と提案しています。新しいサービスが生まれやすい環境を作り、業界全体の発展を促進することが、今後の重要な課題とされています。

参考:财经观察:不断激发内生动能 服务消费场景“新”意足

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