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峨眉山のラバに共感!運搬荷物に重量制限 1匹75キロまで

5月初め、四川省にある峨眉山(がびさん)でラバが重い荷物を運びながら山を登る姿が話題になりました。

この問題はインターネット上で広く議論され、多くの人々が勤勉に働く人々を連想してラバに同情を示しました。「ラバがこき使われている」との書き込みもありました。

これを受けて、5月20日に峨眉山の管理委員会の関係者は、「ラバによる運搬物の重量を1匹あたり約75キログラムに制限する」と発表しました。

このニュースが広まった背景には、峨眉山の険しい地形と長い歴史が関係しています。以前は人々が荷物を背負って運んでいましたが、最近はラバが利用され、その役割を担うようになりました。

一方で、管理者はネット上で拡散された負傷したラバの画像が峨眉山で撮影されたものでないことを明らかにし、現在のラバの健康状態は良好であると説明しました。

「ラバを飼う農家にとって、ラバは家族の一員であり、怪我をさせる行為は村人たちにとって経済的損失になる」とのコメントも寄せられています。

峨眉山は観光地として有名であり、観光業と地元住民の生活が密接に関連しています。ラバは運送に欠かせない存在です。動物の福祉に配慮しつつも、ラバによって多くの農家が家計を支えられているのも事実です。

動物愛護と家計を支えるラバの役割とのバランスをどう取っていくかが課題となっています。今回の制限措置はそのバランスを取る一歩と言えるでしょう。

参考:骡子负重爬山引共情 景区:限重150斤

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