四川省成都市の喫茶店で57歳の梁さんが2024年の高考(中国の大学入試)に向けた準備を始めました。
昨年6月に行われた高考で、梁さんは27回目の試験に挑み、424点を取りましたが、大学進学に必要な基準点には数十点足りませんでした。
彼は「来年は問題なく100点以上スコアを上げられる」と自信を持っており、依然として「重点大学」への入学を目指しています。
梁さんの大学入試挑戦は1983年に始まりましたが、初挑戦後、3年間は職に就かずに試験準備に専念しました。残念ながら、いずれも合格に至りませんでした。
その後、年齢制限により一時的に大学受験から遠ざかることを余儀なくされましたが、2001年に大学受験の年齢制限が撤廃されると、彼は再び大学受験の道を歩み始めました。
多くの人々が彼の持続的な努力と挑戦精神を賞賛しています。一方で、時間と資源の浪費だとの批判もあり、議論を呼んでいます。
梁さんのように、高齢になっても挑戦を続ける姿勢は、個人の情熱や夢に対する強い信念が多くの若者に勇気を与えています。教育や学びにおける年齢の壁を乗り越える例としても取り上げられています。
今年6月の高考で梁さんがどれぐらいの成績をとるのかが楽しみです。