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禁じられた宴会:住民意見を考慮した新たな試み

重慶市南川区の様々な地域で一部の宴会が禁じられたことが話題になりました。結婚や葬儀以外の宴会を無条件に禁止し、宴会の事前申請も必要となったようです。

進学や引越などの祝い事で大規模な宴会を開くのを禁じていますが、地域によって差があります。完全に禁ずる地域もあれば、8テーブルを超えない小規模な宴会は禁ずる範囲に含まれないという地域もあります。

また、小規模な宴会が許される場合でも、お祝いを受け取らないことが前提となっています。

近年、中国では様々な名目、例えば進学、就職、出産、老人の誕生日などで宴会が開かれます。宴会参加者はお祝いを渡すということも慣習となっています。

記事によると、南川区でインタビューを受けた住民の89.5%はこういった出費が大きな負担となっていると答えたようです。

南川区は宴会規模や頻度に制限を設けることで、住民のこういった経済負担を軽減するという目的があります。

しかし、これが地域社会における伝統的な交流を制限しているとの指摘もあり、政策面での有効性も指摘されています。

文化の進化と悪い慣習の改善はバランスをとって社会発展を図る必要があります。適切な官民協力によって、住みやすい地域を作り出すのはどこの国においても重要な課題です。

出典「重庆多地禁办“无事酒”背后」

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1797304451263437568

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