中国では粽(ちまき)が多くの人に食べられています。特定の季節に食べられることもあれば、日常的にちまきを食べる人もいます。
ちまきは数百年前から中国で食べられていたと言われています。実際に、750年前の南宋時代のちまきが博物館で展覧されていますが、その時代の人々が食べていた「ちまき」はどのようなものだったのでしょうか?
江西省德安県の博物館には、750年前の南宋時代のちまきが保存されています。この粽は、世界最古の実物する三角形のちまきとして知られています。このちまきを見る人は心の中できっと「これは何の味だろう?塩味それども甘い味?」と疑問を持つでしょう。
南宋時代の食文化は非常に豊かで、多様な料理が存在していました。ちまきもその一例です。
当時のちまきには様々な種類の具材が使われていたそうです。果物だったり、氷で冷やすものもあったりして、でも肉入りのちまきはあまり見られなかったようです。
明の時代に入ってから、塩味のちまきが流行り始めたようです。その時から肉入りのちまきも出てきました。
日本でも特定の時期にちまきを食べる風習があります。日本のちまきは地域によっても中身や味が異なります。餅米で作られるケースもありますし、甘いお菓子として売られていることもあります。
食は人類の生活の中で楽しみの一つです。どんな時代でも、どんな地域でもその地域の独特な食文化を持っています。ちまきはその一つの例にすぎません。