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喜茶と覇王茶姫が大幅値下げ:中国ティードリンク市場は新たな競争へ

2024年に入ってから中国のティードリンク市場で、新たな競争が巻き起こっています。特に「喜茶(HEYTEA)」と「覇王茶姫(CHAGEE)」が注目を集めています。

2024年5月、喜茶は12周年記念として大幅な値下げを実施しています。一部の飲料において「一杯を買うと、もう一杯もらえる」というキャンペーンで事実上の半額戦略をとっています。喜茶はこの値下げで、従来の高価格帯から脱却し、幅広い消費者層を狙っています。

喜茶の値下げに対抗する形で、覇王茶姫も大胆なプロモーションを展開しました。2024年5月15日から5月21日まで、1億杯のを無料で提供するキャンペーンを実施しました。このキャンペーンは多くの消費者を引きつけ、大きな話題を呼びました。

中国のティードリンク市場は非常に競争が激しく、約42万店もの店舗があるようです。この競争の激しさから、各ブランドは独自の戦略を打ち出しています。

例えば、地方に根ざしたこう広東省のブランド「去茶山」は、高価格帯を維持しながら、地域の文化と結びついた独自の商品を提供しています。全国的に展開しなくとも、地域密着型ティードリンクなら価格競争に巻き込まれないでしょう。

他方、ティードリンク店は低価格で消費者を大量に囲い込んだ「MIXUE(蜜雪氷城)」や成長著しいコーヒーチェーンなどとも闘わなければなりません。

今後もさらなる競争が予測されます。ティードリンク大手は次にどのような戦略を打ち出すのでしょうか。

参考:4元的喜茶,免费的霸王茶姬:咖啡不卷茶饮卷?

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