2024年10月21日
最新の報告によると、2024年の初めから4月までの4ヵ月間に中国の人民元の貸出が前年同期比6.9%増で10.19兆元(約213兆円、1元=21円)増えました。この増加は特に住宅ローンと企業借入の伸びによるものと考えられます。
一方、社会融資規模は前年同期と比べて3.04兆元(約64兆円)減少し、外貨建貸出はマイナス11.7%で55億ドル(約8500億円)の減少となりました。このデータから、国内外の経済環境の変化が中国の金融市場に与える影響の大きさが見て取れます。
金融政策の効果が直接的に表れているのが、住宅ローンと企業借入の増加です。政府の住宅政策や中小企業支援策がこれらの数字にどのように反映しているかが考察されるべきでしょう。
中国の経済がこれからどう変化するかは、国内政策だけでなく、世界経済の状況にも左右されます。日本と比較した場合、金融政策の違いや経済の成熟度が、両国の経済成長にどのように影響を与えるかをも見ることができるでしょう。