武漢の未開業ショッピングモール：テナント設備が一夜で消える
武漢にあるショッピングモールで、多くのテナントが一斉に撤去された事件が報じられています。このショッピングモールでは、テナントが入ってからの4年間一度も営業を開始できていませんが、テナント業者は多額の費用を追徴されたとのことです。
2019年末に多くのテナントが募集されましたが、ショッピングモールは約束された開業日を守れず、最終的にテナントの設備が一掃される事態に至りました。
テナント業者の一人の男性は「ショッピングモール側の無責任な対応が問題だった」と述べています。
地元の市場監督管理局と警察はこの問題について調査を行っており、刑事事件としても立件されています。しかし、モールの運営会社である武漢大本营商業管理有限公司は、テナントからの質問に対し責任を回避する態度を示しており、テナント業者らは自身の投資と権利を守るために苦戦しているようです。
ショッピングモールの運営会社は、テナントから様々な名目で費用を徴収してきましたが、約束したサービスを提供していません。また、この期間にコロナウイルスの流行もあり、その影響で多くのテナント業者は経済的損失を被っています。
この事件は、中国における商業施設運営の課題を浮き彫りにしています。法的枠組みの強化や消費者保護の観点からも、今後の政策や規制の見直しが促されるでしょう。
出典：武汉一商场10余商户遭“一夜清场”：入驻4年未开业 还被追缴数百万元
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