最近、中国の小学生の間で「煙卡(タバコカード、中国語:烟卡)」と呼ばれる新たな遊びが流行しています。
この「タバコカード」は、捨てられたタバコの箱から作られるもので、子どもたちはそれを長方形のカードに折りたたんで遊びます。
『南国今報』によると、子どもたちはこのカードを地面に叩きつけて遊びます。更に、子どもたちがタバコの価格を把握し、「タバコカード」をランク付けすることもあると報じられています。
こうした現象は、小学生がタバコに関する知識を積極的に学んでいることを示しています。
「タバコカード」は健康にも悪影響を及ぼす可能性があると指摘され、また、子供たちの間で不適切な競争、さらには賭博行為に発展する危険もあるため、多くの学校が親たちに警戒を促しています。
中国では、こうした子供の遊びが教育現場での新たな課題となりつつあります。子供たちが日常的に接触するアイテムから遊びを生み出すのはごく普通なことですが、それが健康や行動に悪影響を及ぼす場合は、社会全体で注意が必要です。
日本と比較してみると、日本でも若年層の間で流行するアイテムや遊びがしばしば社会問題となることがありますが、こうした問題に対してどのように対応していくかは、教育者や親、そして社会全体の共同の責任と言えるでしょう。