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北京の駐車場発掘プロジェクト、2025年は2万5000台分新設

近年、北京市内では車の増加に伴い、駐車場不足が深刻な問題となっています。

この問題を解決するために、北京では「駐車場発掘」という新しい取り組みが進められています。これは、駐車スペースを立体にしたり、空き地や未利用地を駐車場に改造したりすることで、都市部の駐車スペースを増やすという活動です。

この取組では、2024年で2万8000台の駐車スペースを増やしたようです。2025年には新たに2万5000台分の駐車場を新設する予定であり、住民の生活環境の改善が期待されています。

例えば、東城区の天壇北門には新たに立体駐車場が作られました。この駐車場は、地上3階、地下1階の構造で、合計228台分の駐車スペースを提供しています。

さらに、電気自動車のために26台分の充電スタンドも設置されており、非常に便利な施設としてすぐに需要を集めています。周辺の住民にとっては、駐車場不足の問題を解消するための大きな助けとなっています。

また、朝陽区の和院文創園では、既存の平面駐車場を立体駐車場に改修することで、駐車スペースを増やしました。これにより、企業や住民が利用できる便利な駐車場が提供され、特に夜間に車を停める場所を確保できるようになっています。

これらの駐車場整備の取り組みは、都市の発展における重要なインフラ整備となっています。特に、北京市のような人口が集中する都市では、駐車場の確保が住民の生活の質に大きく影響するため、非常に重要です。

駐車場不足は、車を所有する人々にとって大きな悩みの一つです。都市部では、車を停める場所を探すのに時間がかかり、ストレスとなることも少なくありません。

このような状況に対して、北京の「発掘作戦」のような新しい施策が、今後ドライバーのストレスを軽減してくれると期待されています。

日本でも地域によっては、駐車場・駐輪場不足が深刻化しています。北京のように限られた土地を有効に活用することが、今後の都市づくりにおいて非常に重要になってくるかもしれません。

参考:北京明年将挖潜新建2.5万个车位

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