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「ダブル11」に見る中国消費トレンド、スポーツとアウトドアが急上昇!

11月11日に終了した中国の「ダブル11」セールでは、ファッション業界の消費トレンドに大きな変化が見られました。

『新華網』によると、今回は66のファッションブランドが10億元(約215億円、1元=21.5円)以上の売上を達成し、特に秋冬向けアウターや防寒アイテムの売上が好調でした。

主要ブランドの売上ランキングでは「ユニクロ(UNIQLO)」「ボシデン(Bosideng)」などがトップに位置しています。また「天猫(Tmall)」「京東(JD.com)」といった大手ECプラットフォームでは、多くのブランドが前年比で売上を2倍以上伸ばしています。

さらに、スポーツ・アウトドア市場も拡大傾向にあり、国内外のスポーツブランドが「ダブル11」期間に好調な売上を記録しました。

「天猫」のランキングでは「ナイキ(Nike)」「フィラ(FILA)」「アディダス(Adidas)」がTop3になり、「ナイキ」は昨年の3位から1位に上昇しました。

また『京東』のデータによると、カナダの有名ブランド「ルルレモン(Lululemon)」が躍進し、前年比で100%以上の成長を遂げ、売上ランキングは去年の18位から6位に上りました。中国市場の重要性が増しているようです。

これらの売上増の背景には、消費者が「高品質・高性能」な製品を求める傾向と運動を重視する傾向の表れといわれます。多くのファッションブランドは、このニーズに応えるため、機能性を重視した新製品の開発やマーケティング戦略の刷新を進めています。

たとえば「ボシデン」は、日常からスポーツ、さらには季節をまたいで活用できるよう、商品ラインナップを拡充し、機能性の高い防寒ウェアや防水・防風性能を備えた商品を多く展開しています。

中国の国内市場はすでに多くの国内外ブランドにとって主要な成長市場と位置づけられており、こうした変化から、中国のファッション・アウトドア市場の競争は今後も激化することが予想されます。

参考:双11观察|服饰品牌转型成效显著,户外品类热度继续高涨

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