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貴州省の観光に影響を与えたデマ事件、発信者は拘留処分に

最近、ネット上で「広東省の観光客が貴陽市で被害に遭った」という情報が広まり、話題となりました。

特に「8月13日の夜、広東省から来た2人の観光客が貴陽市で宿泊中に人に襲われ、身体の一部器官を取られた」という噂が拡散されました。

あるショート動画サイトでショッキングな写真とともに拡散され、観光客に対してその地域のホテルに泊まらないようにと警告する内容でした。

これに対し、貴陽市の公安当局は迅速に捜査を開始し、情報の真偽を確かめましました。

結果として、この事件が完全に捏造されたものであり、悪意のあるデマであることが判明しました。

デマ情報の発信者である徐氏は、自身の生活上のストレスを理由に、一時の衝動でこのような虚偽の情報を投稿したことを自供しました。

公安当局はこの行為を公共の秩序を乱すものであると判断し、犯人の徐氏に対して行政拘留5日間を科しましたようです。

警察はこの事件を通じてネット上でも法律の制約を受けることを強調しています。デマを作成したり拡散したりすることは、他の人に損害を与えるだけでなく、自身も法的責任を負うことになると警告しています。

また、情報の出所を確認せずに信じ込んでしまうことの危険性についても注意喚起がなされました。

今回は、警察がインターネットの監視の中でこのデマを発見し、迅速に行動して、デマの影響を抑えられたようです。

1億人の観光客を呼び込もうとするキャンペーンの最中に出たこのデマは、貴陽市の観光業に悪影響となる可能性があります。

デマが広がった背景には、個人のストレスや感情が影響していることがあり、情報発信者の責任感の欠如が浮き彫りになっています。

日本でも同様のケースがSNS上で頻繁に発生しており、情報の信憑性を確認せずに拡散することで大きな問題に発展することがあります。

参考:贵阳警方辟谣“游客来贵阳旅游被嘎腰子”,造谣者已被行拘

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